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ハーフラウンド活用法

 私のゴルフ練習法で、ショートコースラウンドと双璧をなすのが、ハーフラウンド。週末はショートコースラウンドとハーフラウンドの組み合わせで、芝の上から練習している。

 特に早朝ハーフラウンドは、冬は寒くてプレイできないものの、春から秋にかけては、すがすがしい気候で「早起きは三文の徳」なることわざの意味を噛みしめる事の出来る練習法だ。

 そこで今回は、7本縛りの早朝ハーフラウンドのメリットをご紹介する。

 結論は、

  •  1.フルラウンドと比較して、低料金でコストパフォーマンスが高く、週一ペースも可能。
  •  2.ほぼトップスタートなので、前組が詰まるなどの時間をロスすることがほぼない。
  •  3.ドライバー含めた様々なティーショットの練習が出来る。
  •  4.様々なアプローチを練習することが出来る。
  •  5.早朝の場合、遅くとも10時には終了し、1日を有効に使える。
  •  6.7本縛りなので、シンプルにコースマネジメントが出来る。
  •  7.芝の上からの練習になるので、ミスの経験値が格段に上がり、課題が明確になる。

 実際やってみるとわかると思うが、メリットしかない練習方法だ。

 

 1.フルラウンドと比較して、コストパフォーマンスが高い。

 これは、貧乏サラリーマンにとっては非常に重要なポイントだ。週末のフルラウンドで昼食付、市内から近郊エリアだと、地方でも10,000円~15,000円。しかし早朝ハーフなら、約4,000円程度。1ラウンド代でハーフラウンドなら毎週1回、ゴルフ場の生芝の上からプレイすることが可能になる。

 この週1回というのも重要なポイント。月一ゴルファーにとっては、次のプレーまでに1か月も空いてしまうと、その間に距離感や芝の感触などをきれいさっぱり忘れてしまうからだ。

 しかし、週1回なら日々の練習の積み重ねと、前回の課題やミスをある程度記憶している中で、リベンジが可能。これは、ゴルフ練習場では養う事の出来ない、貴重な芝の上からの経験値を積み上げることができる。芝の上からの経験値とは、様々なライ、様々な番手でショットやアプローチやを打てることに加え、ミスをできるだけ抑えてラウンドするという、コースマネジメントも同時に学べる最良の機会ということだ。

2.早朝の場合ほぼトップスタートなので、前組が詰まるなどの時間をロスすることはほぼない。

 早朝ハーフの場合、みんなが寝ている時間帯にプレイする情熱ゴルファーばかりなので、ちんたらした人に出くわしたことは一度もない。私の場合、前組とはどんどん引き離されていき、逆に後組の人が追い付いてくるパターンなので、自然とプレーファーストを心がけるようになった。

3.様々なティーショットの練習が可能

 ショートコースではこれが出来ないので、かなり重要なポイントだ。

 私が月一ゴルファーだった時、ティーショットのドライバーはどうしても力が入った。その理由を振り返って考えた時、「そこそこの飛距離で2打目が狙える位置にさえ打てれば、それで御の字」という考え方が身をもって体感できていないから「飛ばそうと」思いっきり力んでいたのだ。

 つまり、ハーフラウンドでボギーペースを貫く為に、飛距離はいらないコースマネジメントを、ハーフラウンド練習を通じて習得できるのだ。また、ティーショットを5Wや6Iでショットすることで、スコア構築のメリットを実体験できれば、コースマネジメントの幅も大いに広がる。

4.様々なアプローチ練習をすることが出来る

 ショートコースの練習にも通じるが、SWだけでなく、9Iや7Iで、グリーン周りや花道から転がすアプローチの練習もプレーの流れの中でで来てしまう。アプローチはSWと頭から決めてかからずに、グリーンの転がせるところからはパターで寄せるなどの練習を数多くしてみよう。

 SWで上げて寄せるよりも、転がしのアプローチの方が簡単なことに気がつける。番手毎に、ピンの手前のどこに1回目のバウンドを付けたら、うまくピンによるのか、転がしの距離感を養えるのも、大きなメリットだ。

5.遅くとも10時には終了し、1日を有効活用

 これも非常に需要なポイントだ。

 18ホールを回る場合、大体朝6時に自宅を出発し、7時30分頃にゴルフクラブに到着して、8時30分にスタート。11時に前半が終わり、お昼ご飯を挟んで12時に後半戦スタート。14時30分に後半戦から上がって、お風呂と反省会をするとざっと終了が16時、帰宅が18時頃と、まさに1日仕事になる。

 これが宮城の富谷パブリックのハーフラウンドになると、朝6時に自宅を出発し、コースに6時40分到着、そのまますぐにスタートして、8時15分ごろにはハーフラウンドが終了。そのままパターやアプローチ練習をして、上りが9時15分。そのまま日帰り温泉施設に立ち寄り汗を流し、11時過ぎには帰宅という超ショートタイムバージョンになる。その後は、家の掃除やスーパーへの買い物、図書館などに行き、借りたい本を探し夕方までゆっくり過ごすことになる。

 つまり、1日を有意義に過ごせるのだ。ゴルフはやりたいけど、単身赴任で自分のことは自分でしなくちゃならないから・・・、と思い悩むなら、ハーフラウンドは絶対おすすめだ。

 18ホールを2日連続やりきるのは、時間的にも金銭的にも厳しいが、ハーフラウンドを2日連続なら可能だ。しかも芝の上から練習が2日連続だ。これ以上の幸せはない。

6.7本縛りなので、シンプルにコースマネジメントが出来る。

7.芝の上からの練習は、ミスによる課題が明確になる。

 私の7本レギュラーメンバーは、1W、5W、6I、9I、PW、SW、PT。固定メンバーだ。何故なら、この7本で事足りるからだ。

 富谷パブリックの場合、300ヤード未満のホールは5Wでテーショットし、大体190ヤード。残りはでPW打ってグリーン周りに運び、9Iで寄せて2パットのボギー。300ヤード以上のミドルコースでも1Wでテーショットし大体220ヤード、6Iで140ヤードを打ち、9Iでグリーンに乗せて2パットのボギー作戦でプレイするからだ。

 この7本でバーディが出たことはないが、パーは何度でもチャレンジする事が出来る。

 特に9I、PW、SWの飛距離の階段が絶妙。以前はPWの代わりに4Uを使用していた時期もあったが、9IとSWの飛距離の階段(差)が大きく、コースマネジメントを難しくしていることに気がついたのだ。特に100ヤード前後を9Iのハーフショットで打ち切るのは非常に難しく、奥へ打ち込んだり、手前へショートしたりと無駄なスコアの浪費をしていると実感。

 それに引き換え、バッグに入れている4Uの出番の少ない事に気が付くことに。使用する場面は300ヤード未満のホールか、ロングの2打目のどちらか。つまり、実は上の番手ほど、スコアを減らすコースマネジメントに必要がない事を、7本プレーで実体験できたことが大きい。

 このようにいろいろ試しながら、芝の上で練習を重ねてくると、ゴルフのクラブは14本も必要なく、逆に少ない本数でプレーすれば、同じ番手で芝の上からボールを打つ回数も上がるため、再現性の確率が上がることも分かってくる

 是非ハーフラウンドでゴルフのスキルと思考力を養い、スコア100ギリを目指してみてはいかがだろうか。